撮像素子が網膜やフィルムの役目
デジタルカメラは、フィルムカメラ(「銀塩カメラ」などともいいます。)のフィルムに相当する部分が、撮像素子という電子デバイスになっているんです。
大雑把にデジカメが映像を写す仕組みをいいますと、デジカメは、撮像素子に、被写体に反射した光が、レンズを通って、撮像素子(これをイメージセンサーといいます)に当たることで、センサーが感知する光の量や色のアナログ情報を、特殊なICチップ(たとえば、Canonの最新モデルEOS 1DXのデュアルDIGIC5など)を介してデジタル処理することによって、ロウ(RAW)という生情報データへ変換処理し、さらに、皆さんもどこかで聞いたことがあるでしょう、ジェイペグ(jpeg)という画像形式に変換して、私たちが眼で見えるアナログに再び変換処理して、パソコンやカメラの液晶モニターで絵として見せているんですね。
我々が見える被写体、つまり人物ですとか風景、建物、ありとあらゆる眼に見える物のことをいいますが、この被写体を眼で見ている仕組について、ご説明しましょう。