2012-02-26

画素ってなに?

高画素神話のはじまり!


 ここで、画素について、例によって大雑把にご説明しましょう。

 イメージセンサーには、小さな光を受けるマス目が方眼紙のように並んでいて(これをベイヤ配列といいました。)、このマス目数(画素数=ピクセルともいいます。)が多いほど、被写体の緻密さ(デティル)や色を、理論上は光の点として捉えることができる(捉え切れるかどうかは別として)という訳です。

 これが「高画素 = 高画質」といわれた理由だったんですね。

 だから、より高画質にしようとすると 、画素数を、どんどん細くして行く必要がデジタルカメラの初期にはあった訳です。

 皆さんの中にも、パソコンの画面で、jpgやgifの画像をペイントソフトなで、どんどん拡大して行った経験ってありませんか。どんどん画像を拡大していくと、しだいにギザギザが荒くなってきますよね。
今度は、逆に倍率をどんどんどん小さくして行くと、画像は滑らかになっ行くこと経験したことってありますよね。大まかにいって、画素数を細かくするということは、画像をより滑らかにして行くことと思えばいいんです。

 しかも、この高画素化のながれは、イメージセンサーの大小には関係なく、進展して行きました。なので、フルサイズ一眼レフカメラだからとって、コンパクト・デジカメの画素数よりも、高画素とはいえない時代になってきています。

 ご存じのように、今やカメラ機能付き携帯電話でさえ、16.2メガピクセルの S006(ソニー・エリクソン・au)1620万画素 という製品まで、登場してきています。(SONY S006 へ)

 こうして、高画素=高画質という、”高画素神話”がなりたってきた訳です。